内容説明
京都から関東、そして熊野まで―中世期に語り継がれ完成した説教節「小栗判官」の舞台を訪ね歩き、愛と死、漂泊とよみがえりの物語の秘密をさぐる、歴史ロマン紀行。
目次
漂泊が生んだ物語
深泥ケ池の大蛇
小栗判官の城
横山の姫
相模川と上野ケ原
六浦の煙
遊行寺
青墓の宿
熊野街道
黄泉帰り
物語の神
著者等紹介
松本徹[マツモトトオル]
作家、文芸評論家。昭和8年、札幌市生まれ。大阪市立大学文学部国語国文学科卒。元武蔵野大学教授。平成18年、『徳田秋聲全集』で第54回菊池寛賞受賞。「季刊文科」「三島由紀夫研究」各編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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