内容説明
各界著名人が「母」について語った短編エッセイ集。
目次
四つの目玉(青木奈緒)
芸人顔まけ(赤井英和)
かむかい母ちゃん(芦原すなお)
絵描き嫌い(安西水丸)
洗濯物と自転車(池内紀)
箪笥の奥の手紙(池上冬樹)
普通のような普通でない人(池田晶子)
母の結婚写真(池田満寿夫)
学校に呼び付けられた母(池辺晋一郎)
二人で一人(石橋幸緒)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
43
1985~2006まで文芸春秋に連載されてきた著名人の母にまつわるエッセイ集。かなり時代背景が古いのだが、いろんな「母」がいて面白い。樹木希林さんの『極楽トンボ』のお母さんの笑える逸話、小池百合子さんの『素人のクソ度胸』のエジプト語も話せないのにカイロに日本料理店を開いたパイオニア精神あふれるお母さん。やはり知っている人の話が面白い。30年前の群ようこさんやほむほむの若い顔写真もいい。2018/10/07
ままこ
34
「文藝春秋」で20年以上掲載されていた色んな著名人による十人十色な「母」に関するエッセイ集。しりあがり寿さんの『待ってる母』は暖かい気持ちになり、穂村弘さん、『母の漢字変換』のホノボノする話が面白かった。山田洋次監督の『我が道を行く』奔放な母親に対する気持ちが切なく伝わってきた。自分の母親の事を思いながら読んだ一冊。2017/08/06
ミノカサゴ134
1
この本の帯に『作家、俳優、政治家....著名人が語る『わたしのお母さん』』とあり、約20年間文藝春秋に連載されたエッセイ集。コンビニを、デイリーヤマザキさんと『さん』付けで呼んで日系二世?にしてしまう天然の母親がいたり、一方で早くに夫を亡くし、貧しさの中で子供を育てた母親、不倫の末に家を出ていった母親、未婚の母親など、様々な母親が書かれている。しかし、共通するのは子供に対する揺るぎない愛情だ。時に可笑しく、時に逞しく、そして優しくもあり、また切なくもある。ありふれた言い方だけど、『母』って偉大だね。2018/08/03
gitta
0
ただの泣かせる話でないところがとてもよかった。2012/06/06
mamaichi
0
☆3.52019/12/19