出版社内容情報
ハルキの翻訳者16カ国19人が熱く語る!
いま世界でもっとも愛読されている現代作家、村上春樹。日本人の知らなかった一面が浮かび上がる画期的なシンポジウムの全記録。
アメリカでは「ムラカミエスク(村上春樹的)」、中国では「非常村上(すごく村上的)」、韓国では「ハルキ世代(セデ)」……新語も出来るほど、世界的なハルキ・ブームの只中、16カ国・19人の翻訳者、出版者、批評家、作家が一堂に会し、各国のハルキ事情を縦横に語り合った。
内容説明
17カ国・23人の翻訳者、出版者、作家が一堂に会し、熱く語り合った画期的なシンポジウムの全記録。
目次
1 基調講演
2 パネル・ディスカッション
3 翻訳本の表紙カバーを比べてみると
4 村上春樹と映画
5 ワークショップ
シンポジウムを終えて
付記
著者等紹介
柴田元幸[シバタモトユキ]
1954年、東京生まれ。東京大学文学部教授、現代アメリカ文学専攻。東京学芸大学講師、東京大学教養学部助教授などを経て現在に至る。オースター、エリクソン、ミルハウザー、パワーズ、ダイベックなど、現代アメリカ小説の翻訳多数。2005年、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞受賞
沼野充義[ヌマノミツヨシ]
1954年、東京生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科スラブ系スラブ文学講座教授。専門は、ロシア、ポーランド文学。東京大学文学部卒業、ハーヴァード大学大学院修士課程修了。2002年、『徹夜の塊―亡命文学論』でサントリー学芸賞、2004年、『徹夜の塊―ユートピア文学論』で読売文学賞を受賞
藤井省三[フジイショウゾウ]
1952年、東京生まれ。東京大学文学部教授、日本学術会議会員、中国・台湾・香港の現代文学を専攻。現在、四カ年計画で「東アジアと村上春樹」の国際共同研究を続けている
四方田犬彦[ヨモタイヌヒコ]
1953年、兵庫県生まれ。明治学院大学教授。専門は映画研究、比較文学。映画、漫画など幅広い領域で批評活動を展開。著作に『貴種と転生・中上健次』など。1998年、『映画史への招待』でサントリー学芸賞、2002年、『ソウルの風景―記憶と変貌』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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