出版社内容情報
ザシキワラシ、山男、河童、オシラサマ……遠野の地に伝えられ、柳田国男が記録に留めた様々な話を豊富な写真や資料を通して追体験。
内容説明
河童、山男、ザシキワラシ、オシラサマ…遠野の地に語り伝えられ、柳田国男が記録にとどめた不思議な話の世界へ、豊富な写真・資料とともに―聞き書きから出版まで、不朽の名作『遠野物語』はいかにして生まれたのか?
目次
柳田国男の遠野紀行
聞き書きから刊行まで
『遠野物語』の世界(山の世界;川の世界;里の世界;町の世界)
遠野の語り部たち
遠野と民俗学者たち
著者等紹介
石井正己[イシイマサミ]
1958年、東京生まれ。東京学芸大学教授、一橋大学大学院連携教授、柳田國男・松岡家記念館顧問。日本文学・民俗学専攻。著書・編著多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やすらぎ
152
遠野郷には八ケ所の観音堂あり。一木を以て作りしなり。遠野物語が発表されてから一世紀を過ぎた頃に出版された本書には、遠野物語の草稿本や清書本、初校本も紹介されている。山、川、星、町、各々のテーマで記し、訪れる者を歓迎しているよう。人工物の少ないこの時代は、遠く山嶺に沈み、天には星が煌めき、暁の風が迎えてくれたのだろう。花ひらき、鳥が鳴き、虫の音が澄んでいる。山粧い、冬木立、霜の声が聴こえてくる。天狗や河童、座敷童や雪女、民話は移ろいとともに今世に伝承され、私たちは森や海、大地や石へ、畏敬の念を抱くのだろう。2026/03/08
みよちゃん
6
遠野物語に関わった人たちの多くの人たちが写真等で紹介されて面白かった。同じ時テレビで雪の中で紹介しているテレビ番組を見て、物語だけでなく今でも伝わっている言葉が面白かった。2018/03/13
tama
3
図書館本 書架で パラパラめくって写真綺麗、と言うだけで借りた本。見事にダメ本だった。「引用文がほぼ半分」を占める「研究報告」なのだが、綺麗な写真は文章と関係なく見た目で配置しただけ。数分で投げ出した。2023/02/03
だーやま
2
写真に惹かれて購入。引用も多く、遠野の風景をイメージしながら読める。しかし文体に馴染みがないのでやはり遠野物語は難しく感じられる。2025/05/06
あああ
1
遠野物語と拾遺らの草稿、清書、出版時のものに至るまでどのように文章が変化して、それはなぜなのかという作成の意図を探り検証しながら、現代の遠野各地の写真を添えて、詳しくない人でもわかるよう視覚的にまとめてくれた本という感じ。流石に写真を添えられるとイメージがよく膨らむ。後半、遠野各地方ごとに、遠野物語の作中に出てくる場所とをピックアップして書き出した、遠野巡りに役立ちそうな簡易な地図がある。この地図は次行く時に参考にしたい。2025/08/06




