内容説明
恋人のモレルがアフガンへ取材にいくことになり、心中穏やかでないわたしは、保険金詐欺事件の調査依頼を受けた。どうということもない依頼に思えたが、保険代理店の店主が殺され、事件は意外な展開に。同じころ、ホロコースト体験者を名乗るひとりの男の登場に、親友の女医ロティは激しく動揺する。彼女が封印した過去に関係があるようなのだが…?現代女性の生きざまを描く、V・I・ウォーショースキー・シリーズ。
著者等紹介
パレツキー,サラ[パレツキー,サラ][Paretsky,Sara]
1947年、アイオワ州生まれ。1982年に女性探偵V・I・ウォーショースキー・シリーズ第1作『サマータイム・ブルース』でミステリ作家としてデビュー。スー・グラフトンと共に“女性私立探偵小説”の一大奔流を築くきっかけとなった。1995年の英国推理作家協会(CWA)賞シルヴァー・ダガー賞(『ダウンタウン・シスター』)、2002年の同賞ダイヤモンド・ダガー賞に続き、2004年には『ブラック・リスト』で同賞ゴールド・ダガー賞を受賞。作家活動のほか、アンソロジー編集など幅広い分野で活躍している
山本やよい[ヤマモトヤヨイ]
同志社大学文学部英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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