藤沢周平 父の周辺

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784163683904
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

ひとり娘が初めて綴った、素顔の藤沢周平。生涯、「普通が一番」と言い続けた父。何気ない日常が宝物だった―。

目次

1 幼い日の思い出(父の声;子供の直感 ほか)
2 娘時代(禁じられた遊び;大泉学園の家 ほか)
3 鶴岡(夏休み;新潟の海 ほか)
4 父の日常(家での会話は;「ハダカの亭主」 ほか)
5 生と死と(東大病院の付き添い;母の入院 ほか)

著者等紹介

遠藤展子[エンドウノブコ]
1963(昭和38)年、藤沢周平(本名・小菅留治)の長女として、東京に生まれる。西武百貨店書籍部に勤務ののち、1988(昭和63)年、遠藤正と結婚。1993(平成5)年、長男を出産、一児の母となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アーちゃん

8
図書館本。きっかけは、読友のにこさんと同じくこの本を原作にしたドラマからです。漫画家を含む、作家のご家族が書いたエッセイというのは、読んでいてほっこりすると同時に、ご家族の辛い部分を垣間見てしまうような気分になったりしますが、遠藤展子さんの素直な文章でさらりと読むことができました。大らかなお父様、素晴らしいお母様の間で育ったからでしょうか。改めて藤沢修平さんの海坂藩もの及びご自身の書いたエッセイを読みたくなりました。2016/07/09

鈴木双葉(全日本目が死んでる団団長)

6
大人気作家なのは知ってるが、実は藤沢周平の本を一度も読んだことがない。この本に手を出したのは、たまたま見かけて面白そうだったから。著者はお父さん、義理のお母さんから大事に育てられた、素直で人柄のよい人という印象。/阿川佐和子さんの大ファンらしいが、阿川さんは誰かとの対談で「(著者は)お父さんが優しくてうらやましい」と言ってたなあ。/藤沢さん元々痩身なのに、締め切り前は2~3キロ体重落ちてたんですって。そんだけ心血注いで書かれてたんだろうなあ。/それにしても、これほどまでに父ラブの娘さんがこの世にいるとは。2021/03/28

鈴木律

3
父が好きだった影響で、私も大好きになった藤沢周平の思い出を、娘さんがつづった本。うちの父も職業柄、家で机に向かっていることの多い人だったこともあり、亡くなった父を思い出しながら読了。お父さんを中心とした小菅家の、温かくて普通な生活が目に見えるようで、懐かしいような気持ちになった。また藤沢周平を読みたくなった、猛烈に。2015/06/08

harvest moon

2
藤沢周平の娘さんが一家の思い出を綴った本。 娘から見た、周平夫婦を素直に書いた文章には 好感が持てた。 2015/06/04

すすき

1
 テレビドラマを見て原作を読みたくなり、図書館で借りました。内容は娘から見た父・藤沢周平といった感じのエッセイ。この作家の飾らない日常の姿が描かれています。  藤沢周平は私の好きな作家の一人です。時代物、特に地位も低く貧しいけれども腕は立つ江戸期の武士を描いた作品、印象深いです。江戸期の女性を多く登場させるのに、家族に「女性の名前をたくさん知りたいと言われ、電話帳で片っ端から女性の名前を書き出して渡した」なんていう裏話などなど興味深く読みました。  藤沢ファンならおすすめですよ。2016/08/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/383609
  • ご注意事項