内容説明
病は芸術に通ず。恐れるに足らず、病気はぼくを守ってくれる。カラダの話45。
目次
「日替わり病気」病
天使のいる病院
日常と非日常、あるいは生と死
十年に一度の事故
不運の事故が、仕事の道を開いてくれた
休業宣言の先にある未来
無事帰還、喜ぶべきか
思いがけない手術
歩行訓練が招いた片足切断の危機
三島さんの死が起こした奇蹟〔ほか〕
著者等紹介
横尾忠則[ヨコオタダノリ]
1936年兵庫県生まれ。グラフィックデザイナーからスタートし、81年に画家に転向。パリ、ベニス、サンパウロ、バングラデシュ等、世界各地のビエンナーレに出品。毎日芸術賞受賞、ニューヨークADC賞受賞など、国際的に高い評価を受けている。ここ数年、美術館の個展が続いており、2006年3月よりパリのカルティエ現代美術財団で個展開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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xtc1961ymo
5
横尾さんの病気に絡めたエッセイ集。事故による怪我をはじめ、喘息、帯状疱疹、など本人は病気になりたい人なんだなと思った。三島さんの自殺により、原因不明の足の病気が治ったとゆう話が面白かった。何故病気でいたいか?とゆうと看護婦さんと交流できるからというのが本音の様に思った。病院の壁をアトリエとして作品やコラージュで埋めると落ち着くと言う話に納得。病は気から。2015/03/24
cochon_voyage
0
『人間に一番ふさわしい死は寿命に従って、自然に死んでいくことだ』・・・そのとおり!とは思うけど、医療技術の発達した現代に生きる私たちは、なかなかそんな勇気は持てない。自然に委ねることが本当の生命の尊厳だと思っても、そんな生き方を選べる人はどれだけいるだろう。2015/11/04
れこやん
0
これ読んでも病気は克服できません、老いて病気だらけでも悲壮感無く病気自慢か?楽しいエッセイでした。2015/04/20
こづま
0
病は気から、ということを自分の体験からこんこんと語ってくれています。横尾氏は体とこころの連携が行きとどいているんだろうな。体が疲れたら病を得て、じっくり休むことが自然に生きるコツなのかも。2011/02/04
かおる
0
どう死にたいかってどう生きたいかってことなんだろうなあ2008/12/03
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