ディープ・スロート―大統領を葬った男

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163675800
  • NDC分類 936
  • Cコード C0098

出版社内容情報

「ウォーターゲート事件」から30年。ニクソン大統領を辞任に追いやったスクープの陰にいた伝説の極秘情報源。30年の時を経て明かされるサスペンスあふれる大統領の陰謀。いまや「政府高官が最も取材を受けたい記者」となった著者の、新米記者時代の煩悶も窺える渾身のドキュメント。

内容説明

ニクソン大統領を辞任に追い込んだ「ウォーターゲート事件」から33年。新米記者ボブ・ウッドワードに地下駐車場で極秘情報をリークしていた人物が名乗りを上げた。当時のFBI副長官マーク・フェルトだった。フェルトが死ぬまで秘密を守り抜く覚悟でいたウッドワードが、その告白を受けて初めて明かす、フェルトとの出会い、情報源秘匿のエピソード、その後の二人の関係…。

著者等紹介

ウッドワード,ボブ[ウッドワード,ボブ][Woodward,Bob]
1943年生まれ。イェール大学卒業。「ワシントン・ポスト」の新米記者時代の1972年に、同僚のカール・バーンスタインとウォーターゲート事件を精力的に取材し、時のアメリカ大統領ニクソンを辞任に追い込んだ。一連の取材方法は「調査報道」の基礎を打ち立てたといわれている。現在は編集局次長

伏見威蕃[フシミイワン]
1951年、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nstnykk9814

19
「大統領の陰謀」で知られるワシントンポストのボブ・ウッドワード記者がウォーターゲート事件から約30年後、最大の情報提供者「ディープ・スロート」が当時のFBIナンバー2だったことを明かし、その後の関係や葛藤をつづった良書。事件の後日譚としても、政治と報道をテーマにした小説のようにも読むことができ、興味深かった。2016/09/23

ZEPPELIN

6
ウォーターゲート事件の裏側。主要登場人物だけで40人以上という読みにくそうなスタートではあったけれど、さすがに舞台裏は面白い。ホワイトハウスとFBI、CIAとFBIという対立の中で、ディープ・スロートと呼ばれる内部情報提供者の協力によって真相に迫っていく著者・ウッドワード。その情報提供者がFBIのNo.2であるマーク・フェルトであったということをニクソン側も把握していたというのがスリリング。なぜフェルトが情報を流したのかという理由は最後まで分からないけれど、やはり権力の世界は綺麗事だけではない2015/08/19

キミ兄

4
前半がウォーターゲート事件当時の全体像、後半がディープスロートの正体。この秘密が守られたことによって米国の新聞記者は取材しやすくなったことだろう。しかしマークフェルトは本当に愛国者なのか、それとも売国奴なのか。FBIを守ることが愛国であるという理屈はどこまで通用するんだろうか。☆☆☆☆。2020/07/19

Mana

2
大統領の陰謀と一緒に読んだ。こっちの方が話の進展があって面白い。2018/05/29

ゆずこまめ

1
何のための情報漏洩だったのか。 本当の理由はわからないままなのが逆にリアリティあった。 あれだけ頭の切れた人が認知症とは。 諸行無常。2020/08/21

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