内容説明
簡単だけど、とびきりオシャレ。忙しくて時間の足りない女性たちに評判の料理エッセイ集。
目次
Spring(隅田川つれづれ散歩;鯛と生ハムのカルパッチョ ほか)
Summer(イタリアのバカンス;バジルとじゃがいものペンネ ほか)
Autumn(リ・ディスカバー・ニッポン;おにぎり弁当 ほか)
Winter(実はマフィアなロイヤル・ハイネス;シーザーサラダ ほか)
著者等紹介
行正り香[ユキマサリカ]
1966年福岡県生まれ。子どもの頃から料理やお菓子作りが大好き。高校3年からアメリカに留学し、ホストファミリーのために料理を作っているうちに本格的に料理への関心を強める。帰国後、広告代理店に就職、CMプロデューサーとして活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MOTO
7
味覚が記憶しているエピソードを、そのレシピと共に綴るお料理アルバムの様な本。映画館に持って行って食べたいお弁当エピソード(シンプルなのり弁でしたが。)は、素敵な思い出。小津監督の映画を観ている様だった。2022/03/11
hasemi
7
料理に物語があるのは当たり前だなと思う。全てではないけれど、自分が好きな料理、よく食べている料理、懐かしい料理・・・物語がついてくる料理はいくつもある。母の味だったり、どこかで食べた外食にだってそれはあったりする。そんな料理は何となく自分が料理をする時、心の支えになってくれる。この本は「これ作りたい」というよりも自分の中のそんな気持ちを刺激してくれた。2012/01/27
Takako
3
以前雑誌で見かけた料理研究家・行正り香さんの記事がとても素敵だったので、本書を手に取ってみました。2004年刊行なので、当時はまだ広告代理店に勤めながらの活動だったのですね。季節のレシピとエッセイが組み合わさっています。文章からにじみ出る柔らかく繊細で、優しさあふれるセンス。そして美味しそうな料理の数々。ふんわりと穏やかな気持ちになれる本でした。現在の行正さんの活動も追いかけてみようと思います。2017/03/04
ぐりぐら
3
行正り香さんのレシピ本は大好きですが、こちらは読みものとしての方が評価大。著者の料理にまつわるエピソードはどれも素敵です。2014/12/09
Humbaba
3
人は、何かを味わうときに味覚だけを働かせているわけではない。それがどのようにして作られたか、そこにどのような気持ちが込められているのか。そのようなことを知ることは、料理の味をさらにもう一弾高める効果がある。相手を迎えるための料理であれば、そのようなものを上手に伝えられるともっと楽しい物になるだろう。2013/10/17