消えてしまいたい―ある女子大生の鬱病日記

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  • サイズ B6判/ページ数 303p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163654805
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

主だった理由もなく。誰かを亡くしたわけでもない。何かを失くしたわけでもない。それなのに陥った、鬱。はっきり言ってツライのだ。理由が特に見当たらないから自分に同情もできない。そんな中で、しばしば頭の中で「死にたい」コールが巻き起こる。ごく普通の女子大生を突然おそった心の病い。他人には理解されにくい苦しみを綴った感動の記録。

目次

日記とは名ばかりの鬱の吐き捨て場です。/Nothing/鬱暦。/母親のメモ
葦/穏やかな発作。
ボルテージ。/母親のメモ/とびうお/Red cross/ありがとう。
ちょっと浮上。/母親のメモ/小石/掲示板設置しました。/母親のメモ/雨
今日という日は。/煌く青の先に/少し発作。/母親のメモ/花色はスペクトル
久しく忘れていた朝。/母親のメモ/発作の伴わない疲労。/HOME
コンプレックスの塊。/母親のメモ/仮面屋/大泣きした。/ゴールはどこ?/叫んだ。
台風一過。/おれんじ・じゅーす/おまじない
傷つくのは。/あなた・私・確率論/明日は。
診察日。/母親のメモ/モノクロ・土・独り〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みはる

6
鬱病と戦う彼女の言葉には嘘がない。表面だけで捉えると自己中心的に見えてしまう部分もあるけど、それは性格ではなく症状。冷静に客観的に見れば簡単に分かること。けど関わりをもった途端に見えにくくなる。支える側の人も落ち込んでいく。改めて病気とは本当に恐ろしいものだと思った。2014/02/28

くにごん

4
息子がちょうど同じ感じで鬱病になったので、読んでいて共感できた。特にお母さん手記は、胸が苦しくなるくらい理解ができた。 著者は胸の内を家族に打ち付けていたけれども、息子は何も言わないのでどちらにしても辛いものだなと思った。2019/01/06

mutou_tsusato

3
図書館で偶然発見した一冊。確か何年も前に新聞評で見た気もする。著者のブログ(闘病記、ポエム)が主で、ブログ文単体ではわかりにくい点に両親の解説が挿入される。「表現をしていく」ということは一体何なのだろうというのが一番の感想。何かを描(書)き発信した先にあるものは何か。尊敬、受容、救済、分析? よくわからない。2011/06/19

ねこた

2
無気力のようで必死に生きていて共感もした。詩の部分はあまり読まなかったが日記の方は生きることを頑張っていると感じられ眩しく思った、涙は出ないが泣きそうになった。2014/05/07

mari

2
涼子さんは回復したのかな。。。2012/03/02

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