読んでから死ね！現代必読マンガ１０１

中条 省平【著】

文藝春秋（2003/06発売）

• サイズ B6判／ページ数 213p／高さ 19cm
• 商品コード 9784163650203
• NDC分類 726.1
• Cコード C0095

内容説明

松本大洋、さそうあきら、皆川亮二、井上雄彦、土田世紀、浦沢直樹の作品に共通するパワーの源とは？古谷実、ねこぢる、華倫変の世界に描かれる毒と黒い笑い―１０１の名作を独特の視点で読み解く現代マンガ評論の決定版。

目次

赤塚不二夫『赤塚不二夫１０００ページ』
赤塚不二夫『大先生を読む』
秋山亜由子『虫けら様』
安達哲『バカ姉弟』
新井英樹『ザ・ワールド・イズ・マイン』
荒木飛呂彦『死刑執行中脱獄進行中』
石井隆『カンタレッラの匣』
石ノ森章太郎『ジュン』
市川ヒロシ『２人暮し』
一条裕子『２組のお友達。』〔ほか〕

著者等紹介

中条省平［チュウジョウショウヘイ］
１９５４年生まれ。学習院大学仏文科を卒業後、フランス政府給費留学生となり、パリ大学文学博士号を取得。東京大学大学院博士課程満退。現在、学習院大学仏文科教授。映画、文学、マンガ、ジャズなどの評論で幅広く活躍している
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[akihiko810/アカウント移行中]

03年刊。必読漫画紹介コラム。印象度B　　「読んでから死ね！」と大層なタイトルな割に、「絶対必読の歴史的名作」漫画というより、著者が最近読んだ良かった漫画、という趣が強い。03年と昔の本だが、ここで紹介された漫画も今見れば、残念ながら時代の波に淘汰され「そういやこんな作品あったね」といった作品も多い。　さそうあきら作品がたくさん紹介されていたので、著者の好みなのだろうか？あと安彦良和の歴史漫画「王道の狗」はぜひ読んでみたい

2023/01/07

[かやは]

2003年発行。割と色々な漫画を読んでいる方だと思うけど、載っている漫画はどれも知らないものばかりでためになった。あまり王道な漫画は載ってないかな。コアというか、話を楽しむ以外の何かがありそうな作品が多い。内田春菊「目を閉じて抱いて」清水玲子「輝夜姫」松本大洋「GOGOモンスター」あたりは読んでみようと思う。

2014/05/16

[還暦院erk]

図書館本。目次とWikiで確認したら2018年現在物故漫画家が11人いる！早世の方も多くて合掌。本作をきっかけに再読しようと蔵書から何冊か取り出したし、持っていない漫画は「読みたい本」に登録したし、入手困難な古めの漫画は漫画喫茶あたりで探そうか。1990年代～新世紀初めの諸作品で、今も「古くなってない」のが割と多くて驚く。名前だけは知ってるという作品群をこれからゆっくり攻略していこうかな♡中条さんの映画評論も読んでみたい。寺田克也さんの画集見たい！

2018/09/14

[三森紘子]

１０１というくくりがあるのに、同じ作者で３作も４作も紹介するのは（気持ちはとってもわかるけど）もったいないような…。村上たかしの「ぱじ」が気になります。

2013/05/30

[ぷないぷない]

7割が古典的名作、3割が現役名作という感じ。名前は知ってるけど入手困難な本もあり、まだまだ死ねないなと。すこし、エロやゴアに傾向してる気もするけど、全体的にシリアスなまんがばかりで、不快感は無いかな。作者順に紹介してるので、事典的な使い方も出来るイイ本。読みたい本が増えたｗ

2013/05/07