出版社内容情報
現代日本にとって格好の鑑となる英国の基本音を探る「私の英國史」を始め、「問ひ質したき事ども」「孤獨の人・朴正煕」等全三十二篇
内容説明
君主制と民主主義、愛国心と利己心、国家主義と国際主義―日本人にとって恰好の鑑となるこれら英国史の基調音を探った「私の英国史」を始め、「問ひ質したき事ども」「小林秀雄の『本居宣長』」第全32篇に年譜・著作目録を収める。
目次
私の英国史
英国民主主義の秘密
憲法の絶対視に異議
孤独の人、朴正煕
せりふと動き
シェイクスピア劇のせりふ
敬語について
国語政策に関し総理に訴ふ
外来語の氾濫
言葉は文化ではないのか
防衛論の進め方についての疑問
近代日本知識人の典型
清水幾太郎を論ず
イプセンの「ヘッダ・ガーブラー」
小林秀雄の「考へるヒント」
小林秀雄の「本居宣長」〔ほか〕