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ヘーシンクを育てた男

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163592206
  • NDC分類 789.2
  • Cコード C0095

内容説明

日本柔道はなぜ勝てなくなったのか?国際化とともに体重制、審判規定など、ルールそのものが変更され、柔道は「ジュードー」へと変質して行く。それは古来の、武道としての柔道を信ずる者にとっては、耐えられない堕落であった。こうした変質にも何ら抵抗しようとしない日本柔道界に絶望した道上伯は、一人ヨーロッパに本格柔道を残そうと道場を開く。そこで出会ったのが、世界最強の男ヘーシンクである。

目次

序章 日本敗れたり
第1章 ボルドーにて
第2章 アメリカへの夢
第3章 四国の怪童
第4章 尚武の日々
第5章 戦火の上海へ
第6章 東亜同文書院
第7章 国破れて…
第8章 フランスへ
第9章 内気な巨人・ヘーシンク
第10章 日本柔道が敗れた日
終章 柔道とジュードー

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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柔道に詳しくなくとも、へーシングという名前を聞いたことがある人は多いのでは?世界で始めて外国人で柔道選手権で優勝した男だ。 後半部分でその師道上氏との出逢いから稽古、試合と実に詳しく書かれている。前半部分は道上氏の半生が日本柔道史とともに記されている。 余談ではあるがシドニー五輪で篠原氏が誤審判にて敗れてしまったが、 過去、日本の審判もかなり日本有利の審判を繰り返していたことが分かり、因果応報をここでも思い知った。なぜ、へーシングが日本柔道に勝ったのか?その答えがこの本に書かれている。

茶々吉(パーソナリティ千波留)

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みのおエフエム「デイライトタッキー」内「図書館だより」で紹介。(2019/5/22放送) 戦後まもなく単身ヨーロッパに渡り、2002年に八十九歳で亡くなるまで、フランスで柔道を教えていた道上博さん。 1964年の東京オリンピック柔道無差別級で、日本人を破って金メダルを獲得したヘーシンクも彼の教え子。 勝利の瞬間、オランダの選手団が喜んでなだれ込もうとしたところ、ヘーシンクが手で制止、倒れたままの神永昭夫選手を助け起こして、互いに礼をした上で、貴賓席の皇太子殿下(当時)に一礼したというところに感激した。2019/05/17

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