感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
讃壽鐵朗
2
自慢話が多いが楽しめる自伝
ganari
2
2002年。石原慎太郎さんが人生で出会った人々とのエピソードを、感慨深く物語る。石原さんの政治思想については置いといて、人間石原慎太郎は好きだな。ほんで根っからの都会っ子だなと思った。歯に衣着せぬ物言いも、育った環境と時代に影響されたものなのでしょう。挿入写真だけでも一読の価値があります。2013/03/20
mooroom7
1
読んだのは8年以上前かも、古本で買って、古本に売った。自画自賛癖があり、自慢大好きな成功者の回想とあれば、読む前から何が書いてあるか分かりそうなものだが、ある時代の、ある文化圏のエピソード集として、面白く読める面ももちろんある。ほぼ同時期に同様に学生芥川賞作家としてデビューした憎き大江健三郎を、田舎者と馬鹿にし、陰に陽に苛め抜いた逸話を恥ずかしげもなく披露するこの男とは。 大江がノーベル賞を取った時のこの男の身を捩るような悔しさが偲ばれるなあ。巻き返すには総理になるしかなかったが、その夢も破れ、議員辞職。2025/02/04
nezumi
0
良作交遊録 石原慎太郎でもなければ体験出来なかったであろう様々なエピソードの数々はそれだけで読む価値がある。石原慎太郎が生きた時代を体験出来るかのようだ。 最後の大江健三郎のエピソードだけは、何かただ寂しいものがあった。 「わが人生の時の時」とは別作品なので注意2022/12/21