PHP文芸文庫<br> 運命の剣 のきばしら

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PHP文芸文庫
運命の剣 のきばしら

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  • サイズ 文庫判/ページ数 397p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569572437
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

一振りの剣の時代を越えたドラマを描く連作。  鎌倉時代から昭和に至るまで、一振りの無銘剣がたどるドラマを、7人の作家がそれぞれの持ち味を発揮して描き継いだ連作小説の傑作。  本年度直木賞を受賞した作家、宮部みゆき。そして中村隆資、鳴海丈、火坂雅志、安部龍太郎、宮本昌孝、東郷隆の時代小説の若き旗手7人が、一振りの剣の繰り広げる数奇なドラマを時代ごとに書き継ぐリレー小説。 鎌倉末期、備後長船で生まれた剛刀「のきばしら」。室町時代、足利将軍惨殺という嘉吉の乱を引き起こし、切腹を迫られた茶人・千利休の手により石灯籠を斬る。やがて江戸時代、転生した娘とともに質屋夫婦の命を救う。幕末には“人斬り”岡田以蔵の手に渡り、維新動乱のなかで女剣士の仇を討ち、ついに、終戦前夜の皇居に現れる……。 リレー小説は、最近ではあまり見かけないが、作家たちの卓抜たる個性をぶつけ合い、壮大なドラマを生み出すために、意欲的にこの形式に挑戦。鎌倉時代の刀の誕生から昭和の動乱期まで日本の歴史を縦断し、物語のバリエーションに富んだ作品に完成した。時代小説ファンならずとも垂涎の一冊である。 解説・縄田一男。  

内容説明

鎌倉末期、備前長船で生まれた剛刀「のきばしら」。足利将軍斬殺という嘉吉の乱を引き起こし、千利休の手により石灯籠を斬る。やがて江戸時代、転生した娘とともに質屋夫婦の命を救い、幕末には“人斬り”岡田以蔵の手に渡る。維新動乱のなかで女剣士の仇を討って、ついに終戦前夜の皇居に現れる…。一振りの剣をめぐる時空を超えた物語を、気鋭の執筆者7人が書き継ぐ、珠玉の連作時代小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おか

67
中村隆資→鳴海丈→火坂雅志→宮部みゆき→安部龍太郎→宮本昌孝→東郷隆 という面々で綴るリレー小説。昔々リレー小説等と云われるものを読んだ時は小説家紹介状代わり 何て思っていたが 今作は違う。無銘の名刀「のきばしら」が産まれ その後 中世、戦国、江戸、幕末維新、そして昭和の動乱期に迄及ぶ 壮大な歴史譚です。 その人其々に自分らしく物語を紡いで行くが 一人一人 他の作家をきちんと尊重しているので 統一性のある 良い作品に仕上がっています。一人でも好きな作家がいたら 是非読んでみて下さい。2018/06/22

Rin

52
[借本]自分からはなかなか手に取らない時代物。しかもリレー小説で読んだことのある作品のある作家さんは宮部みゆきさんだけ。でも一本の刀「のきばしら」を巡る物語。この刀の誕生から、その最後までを。刀の持ち主が変わり、その時代も流れて語られていく。作家さんごとに味わいも様々で、でもきちんと話も繋がっているので楽しめた。刀と出会うのは武士だけではなく、本当に多岐に渡っている。歴史に詳しくない私にとっては勉強にもなった本でした。つい避けてしまうジャンルだけど、短編で長さも丁度よく負担なく読み終えることができました。2016/09/08

ひさか

23
1997年6月PHP研究所刊。1999年2月PHP文芸文庫化。敢えて銘を刻まず:中村隆資、犬死将軍:鳴海丈、利休燈籠斬り:火坂雅志、あかね転生:宮城みゆき、斬奸刀:安部龍太郎、明治烈婦剣:宮本昌孝、残欠:東郷隆、の7つの短編、鎌倉時代から昭和までののきばしらという剣をテーマにしたリレー小説。いずれもあまりふるわないなあと思います。さすがの宮部さんもここではいまいち。企画に無理があったのかも。宮本さんのお話がもっとも面白かったです。2021/06/18

みさどん

14
岩をも断ち切る名刀、のきばしら を巡る短編集。誕生から斬れなくなるまでの長い年月に起こる物語はどれも重厚。武器として生まれたものだからそこには死がつきまとい、その切れ味に魅入られる者もある。父親が刀のコレクションをしていた友人はその売却は一苦労だったと言う。人を殺める力のあるものには怖さしかない。2024/05/10

びぃごろ

14
7人の作家が一振りの剣をめぐる物語を書き継ぐ連作時代小説。宮部みゆき目的であったが、鎌倉末期に助平の手により生まれた「のきばしら」中村隆資による第一話『敢えて銘を刻まず』よかった!『犬死将軍/鳴海丈』『利休燈籠斬り/火坂雅志』『あかね転生/宮部みゆき』←江戸時代質屋夫婦のもとに口のきけない女の子『斬奸刀/安部竜太郎』←幕末人斬り以蔵『明治烈婦剣/宮本昌孝』←嘉納治五郎明治の仇討『残欠/東郷隆』←終戦とともにのきばしらもその鋼の命を終える。ラスト2作は新鮮味を感じた。2020/07/27

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