内容説明
我々日本人は夫や妻の死をどのように受け止めてきたのか。夫婦の絆を問い直す、感動の手記四十編。
目次
お父さん、再婚していいのよ
別れの言葉さえないままに
覚束無い足取りで歩き出す
俺が元気なうちでよかった
過酷な運命が奪い去った命
黄泉路での再会を夢見て
著者等紹介
平岩弓枝[ヒライワユミエ]
昭和7(1932)年に東京の代々木八幡神社宮司の一人娘として生まれる。30年に日本女子大学国文科を卒業し、小説家を目指して戸川幸夫に師事。ついで長谷川伸主宰の新鷹会へ入会する。34年に「鏨師」で第41回直木賞を受賞。平成3年には『花影の花』で第25回吉川英治文学賞を、10年には第46回菊池寛賞を受賞。テレビドラマや芝居の脚本も数多く執筆している。著書に『女の顔』『下町の女』『午後の恋人』『湖水祭』『水鳥の関』『妖怪』『獅子の座』『平安妖異伝』および「御宿かわせみ」シリーズ、「はやぶさ新八御用帳」シリーズなど多数がある
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