不安社会を生きる

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163559506
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0095

出版社内容情報

九〇年代は「自己責任」の美名のもとに、リスクが国家、企業から個人に転嫁された時代だった。その孤独の時代から再生するために

内容説明

企業から個人へ、強者から弱者へ、コストとリスクの転嫁が90年代に進んだ。私たちはなぜ豊かになれなかったのか?今日の日本経済を解きあかす七つの論点。本質的経済論。

目次

論点1 なぜ、私たちは不安なのか?
論点2 金融・証券不祥事はなぜ起きたか?
論点3 私たちはなぜ豊かになれないのか?
論点4 「改革」で何が変わったのか?
論点5 市場vs.言論
論点6 誰のための「自己責任社会」か?
論点7 現代の恐慌は何処から来るか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆうろう

1
先頃亡くなった著者の、90年代後半の時評集。もう20年も前の著作だが、著者が警鐘を鳴らしていた方向に日本が向かってしまった20年だと思う。特に「雇用・労働の規制緩和によって『働かせる自由』が極致まで追求され」たと感じる。「働く自由」は確かに圧縮された。日本には「チェック機能の相殺システム」が存在するとの指摘にも頷いてしまった。P122の地方都市への記述は著者の温かな想いが凝縮されており名文だ。著者は衰退する地方経済を憂い、その対抗軸を発表されていた。本当に惜しい人を亡くしたが、彼の思想は生き続ける、絶対!2021/10/12

owlman

0
寄生し輝きを増す金メッキの根無し草が、空一面に繁茂する。陽は遮られ、暗闇の世となる。2017/08/15

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