賢者の食欲

賢者の食欲

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163559209
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0076

出版社内容情報

蓮根はあの穴が一番旨いと言った百閒、末期まで食い続ける凄絶な子規ら、21人の賢者の食の諸相と哲学をたずねる食味随筆の決定版

内容説明

食は狂気か?獅子文六、内田百〓、徳田球一、志賀直哉、愛新覚羅溥傑ら二十の胃袋から透かし見えてくる、偏奇、狂躁、そして至福。不変にして普遍の痛快食談。

目次

獅子文六―皇太子殿下とパリのレストラン「ポール」
正岡子規―小生唯一の療養法は「うまいものを喰う」に有之候
愛新覚羅溥傑夫婦―すべからく美酒もて生涯を送るべし
内田百〓―オイシイ物シカタベヌハ外道也。オイシクナイ物ヲ好ムハナホ外道也
徳川夢声―『戦争日記』空きっ腹との果てなき“闘い”
長谷川伸―越しかたは愉しからずやそこはかと思いうかぶること悲しくも
秋山徳蔵―“天皇の料理番”が私に教えてくれたこと
村瀬忠太郎―幻の名著、昭和五年刊『蕎麦通』を読む
斎藤茂吉―鰻を食ふは楽しかりけり
池田弥三郎―銀座天金の御曹司日く。「私は江戸っ子ではない」〔ほか〕

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