出版社内容情報
狐狸庵先生の抱腹絶倒のイタズラ、奇行の数々と、その裏に潜む哀しみ。師弟として交わった著者が、エピソード豊かに綴る作家の素顔
内容説明
抱腹絶倒のイタズラの数々とその裏に隠された作家の素顔。死と直面しながらもおどけ続けた遠藤周作の凄絶。
目次
1章 夕映え作戦
2章 鬼編集長とダメな部下たち
3章 ナックルボール、夏の軽井沢
4章 タマネギという名の神
5章 男と女
6章 母との契約
7章 そして懸命に笑った
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワッツ
3
愛弟子による遠藤周作との三十年。再読だが、意外や意外、初読から十年以上経つが結構覚えている。好きこそ物の上手なれ。考えてみると、会ったこともなく好きになったころには既に昇天していて、実像が掴めなかったが、初読して遠藤周作の人となりが大まかに分かった気がしたと思う。益々遠藤周作が好きになったものだ。しかし、遠藤周作は言うだろう。「でも、それだけじゃないぞ」と。我が住処が遠藤を表す思い出の地になっているのも嬉しかった。この勢いで、愛弟子の評伝を読もうかしらん。そちらも再度ではあるが。2018/12/03
Sugar
1
桑田佳祐が読んでいると紹介してたので読んだ。遠藤周作と桑田佳祐似てる気がした 三十年ということは単なる縁ではないんだ2024/11/28