出版社内容情報
総崩れの危機を脱するために、いま我々にできることは何か。諸国に暮らす日本人の体験を真摯に問う、大宅賞作家が放つ渾身の一冊
内容説明
農夫、不動産屋、神父、柔道指導者―。様々な生業を通じて諸国に深く根を下ろす9人の日本人たち。似て非なる風土のなか、苦闘する日々の体験に新世紀を見通す鍵が潜んでいた。大宅壮一ノンフィクション賞受賞第一作。
目次
1 アジア世界にようこそ(中国の大地を花で埋めよ(中国)
サイゴンの部屋貸します(ベトナム)
アジアで一番幸せな国(フィリピン))
2 アジア危機の中で(韓国大百貨店、本日開店(韓国)
バンコク食べ放題物語(タイ)
経済危機から遠く離れた島にて(インドネシア))
3 アジア新世界へ(日本人僧侶の“タイ焼き・タコ焼き作戦”(カンボジア)
マレーシアが“電脳都市”を夢見るとき(マレーシア)
黒帯先生、インドをゆく(インド))
-
- 電子書籍
- ただの眠りを ハヤカワ・ミステリ