出版社内容情報
二十年間、トップ女優を続ける著者の、中国ではやってはいけない、不倫、離婚、金儲けなど堂々と華麗にやってしまう反省なき告白録
内容説明
『西太后』『芙蓉鎮』のトップ女優が次々とやってのける現代中国のタブー、離婚、不倫、金儲け。「平穏でない人生を行かざるを得ないなら行こう」という痛快極まる「懲りない人生」から生身の中国が見えてくる。
目次
映画は残酷な事業
最初の結婚と離婚
冷や汗続きの東京訪問
肉が食べたい!
初めての公演、初めての大金
女興行主“ボス猫”誕生
陳国軍と恋におちる
『西太后』
男の子は宝物
「一緒に死のう」といわれて〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みーなんきー
20
久しぶりに、大変面白かった本でした。89年ごろ芙蓉鎮などの中国映画ブームにはまった人なら、必ずや興味深い内容だと思います。あの愛らしく純真だった劉曉慶が、映画作りの裏で略奪愛、その後新たな恋人と燃える。片や社会主義国家で有名人となるも、賃金はほぼ国庫へ、食べるにも事欠く毎日、その中、不倫、記者とのトラブル、脱税疑惑の大きな3つの訴訟。それらが、紅楼夢撮影と同時に行われていたとは!画面の女の子からは想像もつかない。劉曉慶のぎゅっと詰まった人生を、ジェットコースターの様に楽しめる本でした。2020/05/24
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