内容説明
小学生にだって、救える命がある!ねこの保護活動をしている、小学4年生の中山渚美ちゃん。今日もたくさんのねこたちのお母さんとして、お世話をしています。ねこの保護パトロール、譲渡会、お見合い、旅立ち―。たくさんの出会いと別れをくり返し、すべてのねこたちが幸せになれるよう活動する日々をつづった、心温まる物語。
目次
1章 ちゅんちゃんは「保護猫活動家」
2章 ちゅんちゃんと猫たち
3章 猫パトロール隊、出動!
4章 悲しい日もある
5章 猫を助けるには?
著者等紹介
菅聖子[スガセイコ]
広島県生まれ。編集・ライター。丁寧な取材を重ね執筆作業に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
31
こんな素敵な女の子が!と感動して母と妹に言ったら、二人ともすでにドキュメンタリーを見たとのこと。できることをコツコツと。そこ、本当に大切だなあ。小さい頃から社会とそこに所属する弱い立場の存在への視線を、しっかり感じとり、行動する…。自分もできることを続けたいと思います。2019/08/28
あずき
12
小学校の夏休みの宿題に「親子で読書をしよう」というのがあり、娘が選んできた本。小学4年生の「ちゅんちゃん」の保護猫活動を紹介するノンフィクション。ちゅんちゃんの猫たちに対する愛情の深さに心動かされる。里親になりたいという大人とのやりとりも、すごくしっかりしている。我が家にももらったり拾ったりした猫が4匹いるのだけど、娘ももしかして保護猫活動したいのかな…? ちゅんちゃんみたいに本格的な活動は難しいけど、捨て猫を見つけたら「飼いたい!」じゃなく(我が家は飽和状態なので…)「里親を探そう!」になるといいな。2019/08/22
読書国の仮住まい
6
中山渚美(ちゅんちゃん)はお母さんの影響から保護猫活動をしている女子。 気が向いた時に仲間と共に保護猫パトロールに出ていく。 保護した後は保温、病院、授乳と世話に忙しい。 ある程度元気になってきたら、里親探しを行う。 譲渡するのも簡単に引き渡せない。 一生面倒が見られるか、飼える家なのか、成長の報告が出来るか。 悲しい結末を迎える猫がいるのも事実。 猫を飼おうとしている人、まずは保護猫に目を向けてみませんか? 名前のクセの強さで内容が持っていかれる。 獅子王丸に覇王丸とか。 何より渚美(なちゅら)って…。2023/02/17
shiho♪
6
図書室に入れた児童書。 捨て猫を保護する活動をしている4年生のちゅんちゃんを追ったノンフィクション。野良猫がいないか近所をパトロールしたり、保護した猫を里親に渡す譲渡会を行っています。時には猫を保護しても死んでしまったり、里親の飼育環境が悪いと分かって再び連れ戻しにいったり…。ちゅんちゃんは講演活動もしていて保護猫の輪が広がっています。 小さな命と一生懸命に向き合うちゅんちゃんがとても素晴らしい。これからペットを飼いたいという方に是非読んで欲しいです。2020/08/04
観音様@oofuna
4
猫が家族になって猫が大好きになった娘が感想文用に選んだ本。いのちと向き合うことを同年代の子供の保護猫活動から触れることができる。色々知って欲しい。感想文を書くことが良いか悪いかではなくどう活かせるか考えられるかが大事だろうなと。感想文の話はここでは関係ないね…2020/07/20