出版社内容情報
皇妃エリザベートからヴィスコンティまで著者自身の体験を交えながら中欧の歴史と人物を語り尽した「ハプスブルク・エッセイ」
内容説明
なぜハプスブルク帝国には絢爛たる文化・学術の花が咲いたのか。12の異なる民族による多民族国家でありながら、なぜ640年も栄え続けたのか。なぜ今も人々はハプスブルク家を慕うのか。中欧の歴史と人物を語り尽す。『エリザベート』の著者によるハプスブルク・エッセイ。
目次
皇妃エリザベート―人形の家「ノラ」の先駆者
シューベルト・心の旅路―「未完成交響曲」
ザルツブルク―「サウンド・オブ・ミュージック」の明と暗
チロル―クリスマスの名曲「聖しこの夜」
わが青春のハプスブルク―三姉妹ウィーン・ブダペスト・プラハ
「ヴェニスに死す」とハプスブルク―ヴィスコンティの郷愁
フランツ・ヨーゼフの時代―「皇帝円舞曲」
「カサブランカ」―クーデンホーフ・カレルギー伯爵
サライェヴォの銃声―フェルディナンド大公夫妻の悲劇
中欧の復活―EU・NATO加盟を目指して