出版社内容情報
本田宗一郎なき後、顕著になってきた官僚主義や人事抗争がホンダを蝕み始めた。その実態を初めて解明したノンフィクション大作
内容説明
Ｆ１撤退、業績低迷、リストラ開始…「世界のホンダ」に何が起こっているのか。創業者没後の失速する経営の実態を抉り、曲がり角に立つ日本自動車産業の明日を透視する。書き下ろしノンフィクション。傑作１４００枚。
目次
第１章 ヘッドハンティング
第２章 二人羽織り
第３章 抱き合い心中
第４章 凡庸の団結
第５章 ドンの重し
第６章 万物流転の法則
第７章 戦争を知らない子供たち
エピローグ 語り継げても受け継げない経営
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テキィ
5
ホンダのプリンスといわれた入交氏がなぜセガに行ったのかは、当時たいへん話題になっていた。 そこら辺の話がある程度細かく読めて満足した。 また存外に、若い会社がどうやって大企業になって来たのか、をたいへん興味深く読みました。 著者の語り口が少し仰々しいのが最初は気になったが、慣れると気にならなくなる。 あと、ちょっとお話し作りすぎな気もするが、そこは割り引いて、全体的にどうだったのか、考えながら読む。 あと、実は最後まで読み切れなかった。すごい大作なのです。あと1/5位なので機会を見て読み切りたい。 2018/08/05
パル２パパ
1
此の本の面白い処は見出しのページの頭に、本田宗一郎と藤沢武夫の二巨頭の発言が載っている事。2011/11/11
