出版社内容情報
ハーマン病院三四八五号室でその委員会は開かれる。治療の限界を迎えた患者の生と死が議題だ。先端医療の実像をみごとに描く傑作
内容説明
テキサス州ヒューストン全米最大のメディカルセンターで現実にくりひろげられたこの驚くべきドラマは、私たちの明日の医療を鮮明に描きだしている。末期医療をめぐってスリリングなノンフィクションの傑作。
目次
委員会
テイラーとジェイク
パトリック
アルマンド
病院
医療費
ランドン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
五十嵐実
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ノンフィクションの分野で佐々涼子、梯久美子、堀川恵子など良く読んでいる 最近はフィクションよりこちらが多くなっている 最近堀川恵子の「透析を止めた日」を目にしたばかりであるが、図書館でこの本が気になった、死なせるかという言葉が本人の意思ではなくあくまでも本人以外の意思により行為が行われる この本のテーマは「末期医療」、この問題を生んだ原因はひとえに医学の急速な進歩にある。とくに心肺蘇生術をはじめとする幾多の技術革新による延命治療法の出現が、生命の終わりをあいまいにしたことにより、生の量的延長が目的?2025/07/04