アンネとヨーピー―わが友アンネと思春期をともに生きて

アンネとヨーピー―わが友アンネと思春期をともに生きて

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  • サイズ B6判/ページ数 155p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163485805
  • NDC分類 949.36
  • Cコード C0095

出版社内容情報

秘めやかな思春期の日々をアンネと共有したクラスメートが長い沈黙を破って語った節度を保ちながらもショッキングな事実と感動

内容説明

友情のあかしに、胸を触りっこしましょう―「アンネの日記」のほほえましい一情景アンネのほほえましい提案の相手がこのヨーピーだった。一番の、そして特別な仲良しだった著者が感動的な追憶のエピソード、“アンネ騒動”の意外な一面をつぶさに語る。

目次

一九八六年五月
一九四三年三月
一九四一年十月
一九二〇年~一九四〇年
すべての始まり
ダヴィッド
最初の差別
アンネ
一九四二年~一九四三年
ルート
戦争末期の日々
一九四五年五月―フランク氏
アンネの日記
『隠れ家』
アンネ・フランク
有名人
かかわり
不快な余波
反省

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

31
小川さんの書かれた本を読んだときに感じた、アンネ・フランク財団への違和感を思い出しました。オットー氏の再婚相手の娘さんが、アンネと友達だったと言っていることに対し、財団がとっている態度。どこの世界でもある事なんだなぁ。今の日本でもベストセラーに絡んで、嘘や真が入り乱れてます。本当の親友だったヨーピーさんとしては、話したくなるのも判りました。アンネ達を匿ったミープさんや、ヨーピーさんが公の世界に出る事を躊躇った気持ちが、小川さん・ミープ・ヨーピーさんという3人の方の本を全部読み終わって、やっと判りました。2015/03/14

やまはるか

6
アンネの日記の刊行以来、ネオナチはそれを偽造だとして攻撃し続け、父親のオットー・フランク氏は幾度となく訴訟に巻き込まれたと言う。オランダでは国立の研究所で筆跡鑑定などによってアンネの日記の真実性を確定する努力がなされている。歴史は時間とともに風化もし恣意的な物語がいつの間にか史実になってしまうこともある。家永教科書裁判は遠い過去となってしまったが、このことの歴史性をも含めて歴史に対する社会の在り方を反省しなければと思わせる一書であった。余談ながらこの時代にモノポリーがあったことをはじめて知った。2020/01/07

ルナティック

5
アンネ・フランクに関する書籍は、アンネがドイツ側に「捕まってしまった」その後について、様々なものが出ています。私自身、「その時何が起こっていたのか」というものを、可能な限りですが多角的な視点で読み解く事が、少しでも事実に近づけるのではないか、と思っています。「アンネ・の日記」の読者の方々はとても多いと思いますが、この書籍を読むことで、日記を書いていたアンネ自身に、近づけるのではないでしょうか。2011/05/22

ままま

1
彼女の考え方は好き。アンネは迫害を受けたユダヤ人の1人に過ぎず、決してそれを悲劇のヒロインにするのはちょっと‥と思う。2012/01/31

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