出版社内容情報
中米、東欧、インド……辺境という鏡には、醜く飽食した日本の姿が映っていた。今、さりげなく清貧と共生の見直しを迫る好エッセイ集
内容説明
メキシコ、アイルランド、ブルガリア、インド…、辺境という他者の鏡に映し出されたのは、物まみれで空っぽなニッポンの姿だった。今、真摯に時代をみつめ直したいあなたのための一冊。
目次
プロローグ 十の旅への誘い
第1の旅 死者の日―メキシコ
第2の旅 緑の犠性―アイルランド
第3の旅 ソフィアの秋―ブルガリア
第4の旅 緑の中の貧困―フィリッピン
第5の旅 東と西―ドイツ
第6の旅 永遠なる時―中国
第7の旅 民族主義―チロル
第8の旅 過剰と混沌―インド
第9の旅 端と中央―ドイツと日本
第10の旅 共生の思想