翻訳の落とし穴

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翻訳の落とし穴

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784163435503
  • NDC分類 801.7
  • Cコード C0082

出版社内容情報

「緋文字」「嵐が丘」「森の生活」などは皆が読んでいる名作文学だが翻訳のひどさを見てびっくり! 読者は翻訳者に騙されていたのだ

目次

1 奮励すれど、力足らず―ルイ・ストロング『ルネサンスの祝祭』
2 でたらめの即興演奏―ストラヴィンスキー『ストラヴィンスキー自伝』
3 翻訳ずれの翻訳のズレ―ファーレイ・モウワット『オオカミよ、なげくな』
4 これでは非文学作品―N・ホーソーン『緋文字』
5 文学作家のことば知らず―D・H・ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』
6 旧友3人読書談義―番外篇
7 文学から遠い日本語―E・ブロンテ『嵐が丘』
8 昭和63年度大学入試英語問題―番外篇
9 頭がウニになった話―ハロルド・イニス『メディアの文明史』
10 ダイコン訳者はおろすにしかず―モーリス・クライン『不確実性の数学』
11 そして10年がたちました―アイザック・アシモフ『ファウンデーションの彼方へ』
12 凡ミスも数重れば―P・L・バーガー『社会学への招待』
13 ネクラはいいけどボンクラじゃダメ―『進化の胎動』
14 拝啓 編集者殿―ウィリアム・アイヴィンス『ヴィジュアル・コミュニケーションの歴史』
15 無法無惨無知無能無為無策―アーヴィング・ゴッフマン『儀礼としての相互行為』
16 この翻訳に不可能の文字はない―G・P・ローウィック『日没から夜明けまで』
17 成功できないトランスレーター―シンダーマン『成功するサイエンティスト』
18 普通の日本語が読みたい―ソーロー『森の生活』
19 訳者からの反論―番外篇
20 恐るべきアマチュア―G・R・テイラー『生物学の歴史1、2』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がんぞ

5
翻訳家個人を責めているのではなく、誤訳悪文を出版する編集部におもに責任があるとする。明らかに意味が通らなかったし前後矛盾していたりの文章を読まされる読者は名文を連ねた名著でも「何かわからーん、難しい!」と感じることになろう。above 69が「69回以上」は言い訳できないし、peopleに動詞用法もある。tooは「過ぎる」とは限らない。『ファウンデーションの彼方へ』も槍玉に上がっていて、exceptは例外の表示。当初1頁2,3箇所以上を基準にしたが(30年前)改善しつつあると。『生物学の歴史』学術書が危険2018/06/05

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