昭和史の家

昭和史の家

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  • サイズ A5判/ページ数 260p/高さ 21X15cm
  • 商品コード 9784163432908
  • NDC分類 523.1
  • Cコード C0052

出版社内容情報

宰相、名優、文豪、財界人等が住み暮らした家の息遣い、マッカーサの部屋があったホテルや東京駅等公的建物を通して昭和を読む

内容説明

宰相がそこで日本の進路を決断した邸宅、文豪が選んだ終の栖、名優が自ら設計した部屋、学者が静かな思索にふけった空間、経済人が日々の「私」を託した住まい。人それぞれの温もりを伝える家。

目次

第1部 人とその家(「新・平家物語」を生んだ草思堂 吉川英治;戦後日本の進路を決めた宰相の私邸 吉田茂;世界的碩学が愛した古都の「静処」 湯川秀樹;名優の終焉の地・竹心庵 尾上菊五郎6代目;プロ野球の父が名付けた「不老門」 正力松太郎;日本の文豪が鎌倉に見出した終の栖 川端康成;超高層時代を拓いた財界人の思索の場 鹿島守之助;画壇の大御所が建てた数寄屋造り 横山大観;大詩人の塊に息吹を与えた湘南の家 堀口大学;トランプ占いを好んだ指導者の邸宅 佐藤栄作;「丹下左膳」が京に築いた豪奢な空間 大河内伝次郎;“まれびと”が半生を過した借家 折口信夫;国際的「板画」を生み出したアトリエ 棟方志功;保守合同の舞台となった音羽御殿 鳩山一郎;文学の耽美と陰翳の極致・白壁御殿 谷崎潤一郎;話芸の大家が俗外に遊んだ「夢庵」 徳川夢声;勝負師と呼ばれた名監督のダグアウト 水原茂;津軽の地に残された「斜陽」の館 太宰治;「ビルマの竪琴」と思想家の接点 竹山道雄;永遠の二枚目が設計した部屋 長谷川一夫;茶人でもあった実業家の雅俗山荘 小林一三;「一本刀土俵入」が書かれた舞台裏 長谷川伸;社会派の巨匠に見る住まいと緑の融合 石川達三;ケインズを原書で愛読した首相の書斎 石橋湛山;ギリシャ哲学を究めた京都鹿ケ谷の居 田中美知太郎;ロマンの旗手が具現したアポロの庭 三島由紀夫)
第2部 歴史と空間(ホテルニューグランド;東大安田講堂;綱町三井倶楽部;聖路加国際病院;総理大臣官邸;自衛隊市ケ谷駐屯地;交詢社;小樽鰊御殿;府中刑務所;旧岩崎久彌邸;原爆ドーム;国会議事堂;摩周丸;旧金毘羅大芝居;豊平館;日比谷公会堂;中村遊廓・稲本楼;東京都庭園美術館;東京駅)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おとしん

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半藤さんはホントに何でも知っている。文学史や芸能史、政治上の重要人物と実際に話をしているってやっぱり伝わってくるものが違う。建物を通して、人の生き方を教えてもらった気がする。2011/02/25

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