瀬島龍三―参謀の昭和史

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瀬島龍三―参謀の昭和史

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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784163421100
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0031

出版社内容情報

戦中は大本営参謀。戦後は大商社の経営参謀。そして現政権の参謀として国家の未来図を引く男・瀬島龍三の隠された過去とその素顔

内容説明

戦時中は大本営参謀。戦後は商社の企業参謀。そして総理の政治参謀―激動の昭和をつねに背後でリードしてきた人物の60年の軌跡を検証する。

目次

第1章 シベリア体験の虚と実
第2章 大本営参謀としての肖像
第3章 敗戦にいたる軍人の軌跡
第4章 商社経営者への道
第5章 臨調委員の隠れた足跡

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

963papa 改め 大丈夫

6
難しかった。【瀬島龍三。山崎豊子の『不毛地帯』壱岐正のモデルとも言われているが、山崎自身が否定している。瀬島は、大東亜戦争において大本営作戦課の一員だった。まだ若く、参謀として動いた。戦後はシベリアへ抑留され、ソ連側の証人として東京裁判にも立った。帰国後は伊藤忠商事へ入社、異常な早さで出世し、会長にまでなった。その後は政府の諮問機関でも絶大な力を持つ。調整能力に長け、時の上司に重宝されたが故に、歴史の証人として、後の国家反映のためにも語るべき事は多い筈だが、狡猾に躱す。】2023/05/07

あきこ

4
今マイブームの瀬島氏。また昭和史では好きな保阪さんの著書である。瀬島氏は山崎豊子の小説でいいイメージを持った時から注目し、スパイ疑惑もあり、本書である。本書では戦時中から中曽根内閣までの昭和の参謀としての活動。また疑惑の残るシベリアでの11年間について語られている。誰しも忘れたいし話したいこともあるだろう。でも、語ってほしいという思いの人々は多くいたのだ。一体この日本でどんなことが起こったのか?そして現代の官僚にも通じるエリート意識の強い人間の生き方も垣間見ような気がした。2016/07/12

うらじ

4
自分の過去を脚色し都合の悪い話は有耶無耶にする瀬島の態度に唖然。このような人が戦後の日本で力を持ってきたのから今の日本があるのかもしれないと感じた。2014/09/27

kazn777

0
伝説の参謀瀬島龍三の虚構と真実。関東軍兵士のシベリア抑留は、関東軍およびソ連上層部の秘密合意にあり、交渉に瀬島が深くかかわっていたとの「歴史的真実」。隠れた昭和戦争史の一端が垣間見える一冊である。2013/04/05

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