出版社内容情報
一匹の柴犬が子のない夫婦のもとにやって来た。掌にのせられ家に到った日から、夫妻に抱かれ冷たくなった日まで、喜びも悲しみも共にした十三年を懐しく綴る
内容説明
一匹の柴犬が子のない夫婦のもとにやって来た。掌にのせられ家に到ったその日から、抱かれ冷たくなった日まで。犬を“もうひとりの家族”として。愛犬記。
目次
そもそもの初め
名の由来、その命名の効果
始まった犬との日々
牛乳パックをくわえてくる
ボール探しの天才
仇な牝犬にひっかかる
遊びをせんと生れけむ
ボエナとカトリン
犬の表情、および待つ犬
犬と酒の肴の関係
犬とともに老いる
生涯の一大事件
事件の後で
老いいたる
大災難
つらい日々
いないという事
亡きあと