出版社内容情報
渋谷センター街で起きた連続無差別殺人事件。3年後、やはり渋谷でもう一度起きる惨劇に沖縄空手の達人の女子高生が立ち向かう。
内容説明
2007年10月、渋谷センター街で起きた無差別連続殺人事件。かけがえのない人々の命が奪われたが、犯人は最後、警察によって射殺された。3年後の2010年、やはり渋谷センター街。琉球空手の使い手、女子高生の宇佐美希莉子は、3年前の事件で姉を亡くした海東皓介、そして元警察官の水野霧子と出会う。やがて希莉子はいつの間にか3年前の事件に端を発する大きな戦いに巻き込まれてゆく―。街は再び戦場になってしまうのか。
著者等紹介
牧村一人[マキムラカズヒト]
1967年千葉県生まれ。多摩美術大学卒業。2006年「俺と雌猫のレクイエム」で、第45回オール讀物推理小説新人賞を受賞。2009年『アダマースの饗宴』で、第16回松本清張賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エリク
21
内容は忘れてしまったが面白かったことだけは心に残り続ける。 読了記録だけしておきます。2021/03/26
Reina R
5
早い段階で話の展開の予想がついてしまい、かといってそれを上回る特別な魅力があった訳でもなかったのでちょっと..って感じだったかも?2014/04/14
ジョナサン
3
秋葉原の殺人事件をもとにしてると思った。 もうちょっと深さがほしいなぁ・・・w2013/09/04
taka21
3
私事で恐縮ですが実は絵描きっぽい事が生業で以前から渋谷の企業と仕事したり絵が渋谷っぽいと言う事で渋谷限定商品のパッケージや街の広告等に使われた事があり、個人的にどこか他の街には無い縁や魅力を感じてます。勿論、学生の頃から人並みに遊んだしね。そんな街の名が付いた本はどんな本?と読んでみたんだけど、うん。ライトに面白かった。IWGPと武士道シックスティーンを足した感じ。根底に秋葉原事件あり、現実との混同感は否めないけど癖のある主人公が縦横無尽に渋谷を駆け回る感じは馴染み深い土地だけに絵が浮かんで悪くなかった。2011/08/20
さくらぱぱ
3
★★★不思議な読感。まずジャンルが難しい。格闘、バイオレンス、ピカレスク、女子高生、社会派。なんか混ぜて中途半端な味付け。最近多い動機が希薄な主人公と仲間達。それとも歳を取ったから動機を理解できないだけなのか。2011/01/29