出版社内容情報
13世紀日本。収奪と貧窮の時代に、善人でいては生きのびられない衆生を救うため阿弥陀仏の信仰を深めた親鸞の思想の核心とは。
内容説明
親鸞聖人の苦難に満ちた一生と、今に伝わるその教えの全貌を描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めこ
1
中々読みごたえがあった。しかし浄土宗と真宗の違いは何だろう?浄土宗は三部経と多少の自立、真宗は大無量寿経のみ、完全他力、、、?しかし後年浄土宗を信仰する家康を敵に一向一揆が起こったのは何故だろう。同じ念仏宗なのに。謎だ。宗教はだから面白い。2018/02/27
小音
1
法然と親鸞がどう絶対他力の信仰を求め、深めていったのか、またその絶対他力の信仰を伝道していく難しさ等を読む中で、二人の信仰心の深さ、魅力がよく伝わってきました。親鸞とその妻恵信尼との心のきづなには感銘を受けました。そして、文中の絶対他力に関する文章で、「信」がいかに大切かということが心に沁みました。2010/01/10
都人
0
以前、津本氏が書かれた親鸞の本「弥陀の橋・・・」の書直し。2010/03/28