出版社内容情報
井上尚登[イノウエナオト]
著・文・その他
内容説明
“絶対に負けられない戦い”を経てついに掴んだJ1昇格。とはいえ、相変わらず、妙な事件はスパイク保管室に持ちこまれる。“アウェイの洗礼”にはじまる不可解な事件、元ブンデスリーガーが抱える悩み、スタジアムツアーで起こった大騒動など、ホペイロ坂上は今日もスパイク片手に謎を解く!ビッグカイト相模原の愉快な面々の活躍を描く、ほのぼのフットボールミステリ、J1篇。
著者等紹介
井上尚登[イノウエナオト]
1959年、神奈川県生まれ。東海大学卒業。99年、第19回横溝正史賞を『T.R.Y.』で受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
61
ホペイロ坂上シリーズ最終巻。お、前二冊に比べてすごく楽しめた。きっと撫子さんがデレたからだ!そしてとうとうJ1チームとなったビックカイト相模原、相変わらずの謎をクラブのみんなでわいのわいのと解決していく。ホペイロ坂上も撫子さんも社長も光恵さんも元気くんも森くんも菜々子ちゃんも、新きゃらも。みんなおさまるところにおさまった!読んでよかった。そして、今回の仕事が終わったらジャイアントキリングの漫画、読もう。2017/08/01
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
41
無事J1昇格を達成したビッグカイト相模原。しかしまたしても数々の難題がホペイロ坂上の元へ持ち込まれ・・「人生のスパイス アシスタントはつらいよ 遊園地でマリーシア ブンデスの星、ふたたび スタジアムの幽霊 恋のハットトリック」連作短編集全6話。シリーズ第3弾。いよいよ最終巻です。相変わらずホペイロ坂上は撫子さんに頭が上がらないですねぇ(笑)でもこの話でこのシリーズも終わりかと思うと何だか名残惜しいです。★★★2012/03/11
再び読書
30
とうとうこのシリーズも完結しました。サッカーファンとしては、JFLからJ2へ、この巻ではJ1に上がるエピソードも少し欲しかったと思うが、ホペイロ探偵の緩めの日常謎解きも楽しく読めた。相変わらず花惠の強引さが、アクセントに成っている。撫子のツンデレぶりもも面白い。タイトルのブンデスの星も楽しめました。ぼくらの世代はブンデスと言えば奥寺(古いですね)なので、長谷部k用にキャプテンになる選手も出てきて、嬉しい限りです。しかし、最後の落ちは如何と思いますが・・・2020/10/27
きつねこ
29
ホペイロ坂上くんの日常の謎シリーズ三作目。チームはいよいよJ1参戦!謎自体はどうってことないんですが、おっとりした坂上くんと回りのメンバーがなんともいえない安心感があり、ほっこり。広報の撫子さんと末永くお幸せに!2014/11/12
ミリオン座
22
最近は色んな職種な主人公が謎解きをしますが、この作品の主人公はサッカークラブの用具係、ホペイロです。悪人が登場しないのでミステリーという程の事件は起きませんが、雨の日曜にはもってこいの短編集でした。2014/03/30