出版社内容情報
13世紀日本。収奪と貧窮の時代に、善人でいては生きのびられない衆生を救うため阿弥陀仏の信仰を深めた親鸞の思想の核心とは。
内容説明
自らも熱心な門徒である著者が末法の現世に問う、生きる力とはなにか。
感想・レビュー
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メルセ・ひすい
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13-47 赤47 筆跡・鋭い! 親鸞上人の人生を辿りながらその教えとは・・ 無学な庶民への光と上から見下ろす笑顔の無い圧政・・現世のアフリカ諸国をみるよう・・ 法難は1207年・法然は草深い土佐へ親鸞は日本海・越後の蝦夷地へ流罪。1214年妻と共に関東へ・・布教の旅に・・13世紀日本。収奪と貧窮の時代に、善人でいては生きのびられない衆生を救うため阿弥陀仏の信仰を深めた親鸞の思想の核心とは。親鸞の苦難に満ちた生涯を丹念に辿りつつ、今に伝わるその教えの全貌を描く 2010/03/21