出版社内容情報
令嬢と女性運転手が活躍する〈ベッキーさん〉シリーズ、完結! 日本にいるはずのない婚約者が写真に映っていた。英子が解き明かしたからくりは──。そして昭和11年2月、物語は結末を迎える。
★第141回直木賞受賞作
内容説明
帝都に忍び寄る不穏な足音。ルンペン、ブッポウソウ、ドッペルゲンガー…。良家の令嬢・英子の目に、時代はどう映るのか。昭和十一年二月、雪の朝、運命の響きが耳を撃つ―。
著者等紹介
北村薫[キタムラカオル]
1949年、埼玉県生れ。早稲田大学第一文学部卒業。大学在学中はミステリ・クラブに所属。高校で教鞭を執りながら、84年、創元推理文庫版日本探偵小説全集を編集部と共同編集。89年、「空飛ぶ馬」でデビュー。91年「夜の蝉」で日本推理作家協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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