出版社内容情報
歌に魅せられ、その歌に詠まれた京都近郊の地をともに歩いて綴った歌人夫婦の記。河野氏の死の直前に行われた最後の対談を収録。
死別を前に歌人夫婦が訪ねた歌枕の地
歌に魅せられ、その歌に詠まれた京都近郊の地をともに歩いて綴った歌人夫婦の記。河野氏の死の直前に行われた最後の対談を収録。
内容説明
その地を冠して詠まれた古歌およびその場所のことを、歌枕という。今回は古歌ではなく、近・現代短歌から選りすぐった京都と滋賀の歌枕の地を、河野裕子と永田和宏の歌人夫婦がともに訪ね歩く。河野のがん再発が発覚した直後から2年にわたる、最後の旅の記録ともなった。死の直前に行われた夫婦での対談を収録。
目次
洛中(珠数屋町;京都駅 ほか)
洛東(南座;六波羅蜜寺 ほか)
洛北(北大路駅;光悦寺 ほか)
洛西・洛南(仁和寺;広隆寺 ほか)
滋賀(近江;向源寺 ほか)
著者等紹介
河野裕子[カワノユウコ]
1946年熊本県生まれ。京都女子大学卒業。在学中に角川短歌賞受賞。72年、歌集『森のやうに獣のやうに』にてデビュー。同年、永田和宏と結婚した。斎藤茂吉短歌文学賞ほか多数受賞。2008年より宮中歌会始詠進歌選者。10年8月、乳がんのため逝去。享年64
永田和宏[ナガタカズヒロ]
1947年滋賀県生まれ。歌人・細胞生物学者。京都大学卒業。京都大学再生医科学研究所教授などを経て、京都産業大学総合生命科学部教授。読売文学賞、迢空賞ほか多数受賞。2003年より宮中歌会始詠進歌選者。09年紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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双海(ふたみ)
双海(ふたみ)
わいほす(noririn_papa)
あや
coco.