三国志〈第5巻〉

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  • サイズ B6判/ページ数 354p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163253305
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

曹操はついに立ち、天子を奉じることを決断、洛陽にむかう。そして曹操、袁紹いずれかの霸権を定める官渡の戦いが始まる。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キジネコ

51
よく見た、よく聞いた、よく動いた。が曹操は必ずしも常勝将軍ではなかった。惑い、悩み、そして決断する。人を称する事は一廉、才覚を愛し、許し、憎悪すら忘れる稀有。曹家の後宮の守護者丁氏との惜別に背で泣き、敵対した呂布に曹操軍の騎馬隊を率いらせる夢を見、去る関羽を追わせず、小役人の器量すら疑わしい「逃げ得劉備」に、もしや王なら務まるというのか?と戦慄する人間曹操…剣が峰を歩く様な戦乱の日々に参集する人材の支えを得て王道が徐々に定まっていく。禅譲をねだる「袁紹は地を見続け、曹操は人を見ていた」の辞に成程の5巻。2018/07/09

KAZOO

47
劉備を面白おかしく書いています。私は昔から曹操が好きでしたので宮城谷さんのここでの書きぶりは好きです。たぶん宮城谷さんも曹操ファンなのでしょう。英雄としての資質を備えていると思います。中国の人にはあんまりファンがいないのでしょうが、やはり一国をきちんとおさめたということでもう少し評価されてもいいのではないかと思います。2015/04/23

future4227

44
孫策の独立から官渡の戦いまでを描く第5巻。呂布が消え、袁術が消え、ついに袁紹が消える。この時期の曹操はかなりできた人間だ。私怨にとらわれず、能力ある者はどんどん登用し、部下の意見にも謙虚に耳を傾ける。決断は早く、こうと決めたら迷いがない。それに比べて宮城谷氏の劉備への評価はかなり低い。学問が嫌いで『孫子』も読まず、独自の感性だけで行動する。そして負けそうになると部下も家族も置き去りにして自分だけさっさと逃げる。とにかく逃げ足だけは速いのが彼の特技。それなのになぜか人に慕われる不思議な人物として描かれる。2019/01/16

優希

43
曹操が主人公といえると思います。袁紹や孫策の死が描かれます。官渡の戦いが1番の読みどころでしょう。物語が大きく動き始めたと言っても良いですね。劉備が独特の存在感なのも興味い深いところです。2024/04/03

しーふぉ

19
袁紹との決戦や孫策の非業の死など物語が動く巻になります。劉備の麾下に関羽、張飛、趙雲、糜竺、孫乾が集まる。2018/11/11

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