出版社内容情報
双子の俳優の弟が遺書もなく自殺した。遺品のスマホを見つけて同じ顔を持つ一卵性双生児の兄が顔認証を突破すると、メールには予約済みの礼文島行きの航空券があった。旅に出ようとしていたのに、なぜ自死したのか。そこに弟の「死」の答えはあるのか。マルタ島、台湾、ロンドン、NY、南米、東京――。青春小説の名手が紡ぐ「喪失と克服」の感動長編!
内容説明
俳優だった双子の弟が遺書もなく自殺した。一卵性双生児の兄が遺品のスマホを見つけて顔認証を突破すると、メールには礼文島行きの航空券があった。旅に出ようとしていたのに、なぜ弟は自死してしまったのか。遺骨と喪失感を抱え、弟の死の答えを探すため、兄は旅に出る。マルタ島、台湾、ロンドン、NY、南米、東京―。青春小説の名手が紡ぐ「喪失と克服」の感動長編!
著者等紹介
額賀澪[ヌカガミオ]
1990年生まれ、茨城県出身。日本大学芸術学部文芸学科卒。2015年に『屋上のウインドノーツ』で第22回松本清張賞を、『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。16年、『タスキメシ』が第62回青少年読書感想文全国コンクール高等学校部門課題図書に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
25
遺書も残さずに自殺した、人気俳優で双子の弟・尚斗。兄の貴斗が葬儀を終えて数日後に尚斗のスマホが見つかり、それをきっかけに弟の死の答えを知るために旅に出る物語。仲が良かった弟の死んだ理由を知るために礼文島・マルタ島・台中・ロンドンと彼の足跡を辿る貴斗が、ゆく先々で出会うかつて尚斗と出会った人々、呼び出されたニューヨーク、ラパスでの決着。旅を通じて弟が見せてくれた世界の美しさ、そして彼が見ることがなかったたくさんの素晴らしいものがあって、様々な思いを受け止めて精一杯生きた貴斗の生涯がとても印象的な物語でした。2024/06/12
なみ
15
自殺した双子の弟のスマホに届いていたのは、旅行のリマインドメールだった。 弟──尚斗はなぜ死んだのか。 様々な国や地域を旅しながら、兄の貴斗はその答えを探す。 落ち着いているようで、危うさを抱えた貴斗の旅から目が離せませんでした。 当事者たちにしかわからないことを他人が勝手に決めつける描写があり、すごく苦しくなりました。 尚斗の元恋人、辻亜加里が現れてからの、スピーディーで目まぐるしい展開が良かったです。 最後の最後まで、作品の世界にどっぷり浸かっていられる素敵な1冊でした。2024/07/29
Urso
9
芸能人の双子の弟が自殺した。兄が軸になって話は進むのだけれど、家族や仕事関係者が「なんで気づいてあげられなかったんだろう」と思う苦しさと、章ごとに挟み込まれるSNSでの勝手な憶測で読みながらやるせない気持ちになる。でも兄、貴斗が弟の気持ちを知るために出る旅の先々の描写や色使いが素晴らしくて“この世界の美しいもの”が頭に浮かんでくる。2025/09/28
りょう
4
単行本で読んだかもしれないけど。双子の弟が理由わからず自殺してしまった兄が弟が旅したところを巡りながら彼を考えるストーリー。結局のところ自殺の理由はよくわからないけど、世界は広く美しく、死ぬことはない!ということがよくわかる。どうせ、いずれは死ぬんだから、急ぐことはない。2024/09/25
ゴエモン
2
途中でやめた 人気俳優だった双子の弟が自殺し、彼の縁があった場所を旅してまわる2025/11/22




