女甲冑録

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163250205
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

戦国の歴史の中に立ち現れた女武者たち。かの女らの一瞬の光芒、その横顔を鮮やかに描く、名手の最新短篇集。

著者等紹介

東郷隆[トウゴウリュウ]
昭和26年(1951)、横浜市生まれ。国学院大学博物館学研究室助手、編集者を経て、作家活動に入る。平成6年(1994)、「大砲松」で吉川英治文学新人賞を受賞、平成16年(2004)、「狙うて候銃豪村田経芳の生涯」で新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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54
四国の戦国時代を書いた短篇を探していたら見つけた小説集。武装し戦う女武者がテーマの一冊。巴御前の話が一篇ある他は全て戦国物。読めば解るが見事な考証。さすが故・中島らもに博覧強記を讃えられた東郷隆である。『忍城の美女』は和田竜『のぼうの城』でお馴染み甲斐姫がメイン。違うアプローチが面白い。巻末の書き下ろし『つる姫奮戦』が素晴らしい。大三島の鶴姫率いる水軍vs陶晴賢率いる大内軍。村上武吉も登場。満足。2013/10/12

ふらん

14
女性の武士の短編集、ことさら「女性だから」という書き方じゃなかったのが好感持てた。「のぼうの城」の甲斐姫も出てきたけど、やっぱり書き手が違うと、人物見せ方も異なる。どちらが史実に近いんだろうな、と想像するのも楽しい。文章はちょっと硬めかな。2016/08/24

フックン

5
題名と表紙のとおり、勇ましい女武者の活躍を描いた6つの短編集。3名(巴御前、忍の甲斐姫、瀬戸内の鶴姫)は既知でしたが、他の3名(備中児島・常山城の鶴姫、引馬(浜松)の田鶴姫、津のゆきの方)は初見でした。文体は古語口調(例えば「あなや、まこと」など)で、臨場感があっていいですね。絶体絶命状況での彼女たちの活躍は、その多くが悲劇的結末を予測させることもあって、なんというか神々しさを感じました。(3篇が登場人物の昔語り方式でかかれているのもあるのでしょうか。)力作でした。2011/02/18

ソババッケ

3
6編の短編集、いずれも主人公は女武者。「黒髪の太刀」は、備中守護三村元親の妹・鶴姫。「天冠」は、木曽義仲の愛妾・巴御前。「朱の面頬」は、今川最後の引馬城主・飯尾連竜の妻・田鶴。「忍城の美女」は、甲斐姫。「青黛」は、関ヶ原前の安濃津城主・富田信高の室・ゆきの方。「つる姫奮戦」は、大三島大祝兵庫助の妹・鶴姫。このように先頭に立って戦った女武者は、全国にいたんでしょうね。私の知らない◯◯姫が、次々と小説化されることを期待します。女性側から見た戦国時代を知るのもいい。★3.52012/10/09

みやしん

2
史実の観点から、今川義元の京趣味を面白おかしく取り上げる題材に利用する安直な凡百へチクリと一言。基本的に、一応歴史上いた(と伝わる)女性を縁のある人物が振り返る構成だが、元々エピソードが少ない上に短編だから姫の描写は少なめ。甲斐姫は秀吉の側室にさえならなければ、もっと各媒体で取り上げられるんだろうなー2021/09/15

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