出版社内容情報
千葉の漁師町で育った勇。ふるさとの海とともに暮らしたいと願うが・・・・・・ベストセラーとなった『黄金時代』に続く自伝的青春小説。
内容説明
昭和30年代をたどたどしく育っていった少年たちの山の中の学校。光る海に勇気をもらってじわじわと青年への道を歩むイサム君の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
犀門
2
No.041★★★★☆2006年刊だから恐らく既読だと思うのだが、読書メーター利用前の話なので『登録』する意味で再読。麗しの幕張時代のマコト少年を基にした成長物語。淡い恋もあったりして、ホンワカしますな。2021/04/13
ダンスにホン!ころりん
2
20060515第1刷発行 102028読了 16歳の少年と同じように、この本を読み終え「人生これからだ」と思った。 初出「別冊文藝春秋」237,238,239,244,245,246,247,248,250,251,255,256,260号 明日は記念日。新しい一歩、元気に踏み出そう2013/02/28
1977年から
1
2006年
yutusbochan(yasuhiko.utsubo)
1
椎名さんの私小説かと思って読み始めた。かなり私小説の色合いは濃いけれど、これは小説。高校生の頃、中学時代の友人との薄れ行く関係とか、一つ年上の女の人への淡い重いとか、だれもが感じたことのある内容だと僕は思う。だからものすごく共感を覚えた。いい時代は、いつかは終わるんだなあと思わせたラストでした。2010/02/20