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アンボス・ムンドス

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163243801
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

人生で一度だけ思い切ったことをしよう―キューバで夢のような時を過ごした男と女を待ち受ける悪意の嵐。直木賞受賞後の著者の変遷を示す刺激的で挑戦的な作品集。

著者等紹介

桐野夏生[キリノナツオ]
1951年、金沢生れ。成蹊大学法学部卒。会社員を経て、93年、「顔に降りかかる雨」で江戸川乱歩賞受賞。99年、「柔らかな頬」で直木賞、2003年、「グロテスク」で泉鏡花文学賞、2004年、「残虐記」で柴田錬三郎賞受賞。98年に日本推理作家協会賞を受賞した「OUT」で、2004年日本人初のエドガー賞(Mystery Writers of America主催)候補となった。2005年、「魂萌え!」で婦人公論文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぷっくん

61
桐野毒欲しさに読了!久しぶりの桐野さんはやっぱり救われない話で好みだったなぁ(^o^)中途半端な話が苦手な私には楽しく読めた7編の短編集!個人的には、ルビー、愛ランド、怪物達の夜会、が好み☆どの話も救われない男女が出てくるので飽きもせず読めた^ ^それにしても桐野さんは毒のある話がうますぎる!今回もいぃ毒もらえた☆2016/08/26

Yuna Ioki☆

58
1079-282-26 短編集なので物足りないが桐野夏生の持ち味のドロドロが炸裂(笑)人間の本質なんてこんなもんでしょうねと思わせられる。2015/07/19

はな

52
桐野夏生はやはり面白い!!この毒々しさ、読者に媚びない潔さ、好きな作家です。かっこいい。綺麗ごとばかりなんて嘘くさい、こんな暗い感情こそみんな実はもってるんじゃないかと思うリアル感…。しかし怖い話でした。2016/10/20

雲國斎

39
桐野作品は読みやすく、いつも楽しませてもらっている。本作は7短編からなっているが、ホラー仕立てあり、ショッキングな結末が用意されたりで、いずれも短編と感じさせない読み応えだった。毛色の変わった「浮島の森」は、なんだか古臭い文章だなと思いきや実在の文豪同士の妻譲渡事件をモデルにした作なんだとか。ひとつ勉強させてもらいました!2018/06/20

mii22.

32
再読。最近の桐野作品には毒が少ない気がして物足りなさを感じていたので、久しぶりにこの短篇集読んでみました。短篇なので気軽に読めて、どのお話にも毒がピリッときいていてお気に入りの一冊です。桐野さんはやっぱり女性の悪意や、妬みや、狂気を描くのがうまい。自分も女だけれど、女ってこわいなぁ。2014/12/28

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