内容説明
崩壊した銀行不倒神話。給料もポストも減り、逆境にさらされても―銀行員(バンカー)よ、顔を上げろ!融資課長・半沢直樹の意地と挑戦を描く痛快長篇。
著者等紹介
池井戸潤[イケイドジュン]
1963年岐阜県生まれ。慶応義塾大学卒。98年『果つる底なき』(講談社)で江戸川乱歩賞、2010年『鉄の骨』(講談社)で吉川英治文学新人賞、2011年『下町ロケット』(小学館)で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫 綺
172
ドラマに影響され、図書館予約。文庫も単行本も予約待ち!ほぼドラマ通りの展開だったが、微妙に設定が違ったり、内容が違っている部分もあって、楽しめた。支店長が追いつめられていくシーン、自業自得とはいえ、胸が苦しくなった。2014/07/22
MI
116
半沢第一弾。ドラマを見ていたが、原作を読んでなかったので読んでみた。池井戸作品は面白い。銀行に対するなみなみならない執念や憎悪が渦巻いていた。半沢が銀行に入行からはじまり、融資課長へ。浅野支店長が取ってきた5億円融資の案件。融資担当は新人。急ぎの案件と課長がじっくり見ることなく、緊急稟議が通る。融資してまもなく倒産して西大阪スチール。半沢が5億円の負債回収に乗り出す。臨店や上司はミスを半沢に押し付けようとする。借りたかしはきっちり返す泣き寝入りしない。倍返しを着々と水面下で動く半沢はさすが。次作も楽しみ。2024/02/15
こうじ
113
⭐️⭐️⭐️⭐️4/5 半沢シリーズ第1弾!爽快だったよ〜^_^半沢は凄い精神力だなぁ〜自分だったら、うつ病が酷くなり、やられていたなぁ^_^;強くならなければ^_^2015/07/11
またおやぢ
111
半沢直樹登場。地頭も勿論良いのだろうが、それよりも現状を認識し、最善手を考え、人を巻き込み、手を打てるところが(フィクションだから、できるかできないかは著者の匙加減ではあるが)、この男の強みである。そしてその潔さたるや実に爽快。しかし...何故に登場人物は”人事”を恐れるんやろうか?組織から外れることが生き死になる前提で、この物語が成立するのは解っている。それでもなお、悪に手を染めてまでしがみ付かないといけない組織ってなんだろう...と考えさせられてしまう一冊。まあ日本人大好きの「勧善懲悪」物語ですわな。
ミーコ
83
あぁ 面白かったぁ〜♪ 最初からグイグイ引き込まれて ほぼ一気読みでした。半沢シリーズ 結構 読んでるのに これは未読でした。最後 スッキリするのが分かってるから 途中のモヤモヤも 気にせず読み進められます。上司に土下座させる半沢さん 格好いいじゃないですか! 読後感もスッキリが良いです(*^^*)2014/04/27