内容説明
「かわせみ」の働き者、女中のお石に縁談が。揺れる女心の結末は。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ときわ
4
前作「江戸の精霊流し」で、いい女中さんに育ったなあと感慨深かったお石。次には縁談というのは自然な流れだろう。かわせみの皆もお石の幸せを願っているが、どの道を選べばよいのかは難しい。恋をまだ知らない麻太郎にとって、特別な人を母に例えるとすとんと腑に落ちる。十三歳の直感が、あれこれのしがらみに憶病になっていた大人の男を素直にさせた。2020/08/20
sasiru
2
再読。東吾より通之進のほうが男前だと男が思う。おえいさんがボーっとなるのは当然か(笑)。お石がとうとう結婚。心の優しいお石、お石を思う小源、そんな2人を思う麻太郎が温かい。何度読み返しても涙が溢れる、シリーズの中でも好きな巻。2011/04/17
Keiko
1
(*^▽^*)麻太郎を養子に迎えてからの通之進様のご情愛が男前過ぎて時々東吾がかすみます。。笑 2015/09/02
めぐみこ
0
【再読】2010/06/27
depo
0
図書館リサイクル本。シリーズ第32作。最初るいの父親は与力だったのに、本書では同心になっていた。2023/11/22