内容説明
江戸開府以来、徳川将軍家の兵法師範として栄達の道をすすむ柳生宗矩。その嫡子十兵衛は、若君・家光の近習として幼少より仕える。ところが二十歳を過ぎた頃、十兵衛は突然、家光の勘気にふれ追放の身となる。実はこの追放劇、彼を隠密として野に放つための狂言であった。十兵衛は諸国を巡り、破邪顕正の剣で、草創期の徳川家に仇なす者を討つ!将軍家光の密命を受け、若き兵法者・十兵衛の隠密旅が始まる。剣と人を鮮やかに描ききった、剣豪小説の決定版。
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