内容説明
現代思想の首領たちに彼(その作品)がかくも執拗にとりつくのはなぜか。書くことと幽霊。意想外の視角から、諸作品を、その永続する生命を解析する。批評理論のスリリングな思考。
目次
まえがき 幽かな境界線
第1章 シェイクスピアのゴースト・ライターたち
第2章 奇形をあげつらう―リチャード三世と歴史の形
第3章 自分だけのローマ
第4章 フロイトの選択―「三つの小箱選びのテーマ」
第5章 マクベス―男のメデューサ
第6章 ハムレット―幽霊となること(ウィーンでの殺人;歪像の幽霊;どうしろというのです、父上?―幽霊の姿 ほか)
-
- 洋書
- L'ESPACE