内容説明
「お守りをやるよ。カリユシ(幸多き)で行っておいで」ライバルに見守られながら、井戸に飛び込むシングルマザーの津奈美。光と闇が逆転する「陰」の世界で、七つの「願い」を集めなければ息子の裕司は戻ってこない。夏至の日、星見石の上で何が起きるのか。涙なしには読めない衝撃のラストシーン。新境地を拓く著者渾身の最新長篇。
「お守りをやるよ。カリユシ(幸多き)で行っておいで」ライバルに見守られながら、井戸に飛び込むシングルマザーの津奈美。光と闇が逆転する「陰」の世界で、七つの「願い」を集めなければ息子の裕司は戻ってこない。夏至の日、星見石の上で何が起きるのか。涙なしには読めない衝撃のラストシーン。新境地を拓く著者渾身の最新長篇。