内容説明
カメラマンの田村は、謎の失踪を遂げた恋人の行方を追う中で、一枚の写真を発見した。そこには富山県八尾町で毎年行われている「おわら風の盆」で踊る彼女の姿があった。撮影者を探す田村。しかしその写真を撮った三浦は沖縄で殺されていた!三浦殺しを捜査する十津川警部はその過程で田村に出会う。十津川と田村はやがて三年前に起きた八尾町の悲しい殺人事件の秘密に行き当たる。沖縄と八尾の二つの殺人事件に関連はあるのか?十津川警部の推理が冴える本格派長篇ミステリー。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生れ。都立高校卒業後、作家をめざし多くの職業を経験。63年「歪んだ朝」で第2回オール読物推理小説新人賞を受賞。65年に「天使の傷痕」で第11回江戸川乱歩賞を、81年に「終着駅殺人事件」で第34回日本推理作家協会賞を受けた。日本を代表するトラベル・ミステリー作家として、活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。