内容説明
口も達者なら、手もはやい、世之介ばりの色男。しかも阿蘭陀語をあやつり博覧強記、唐絵目利きを務めていたという、瓢六こと「綺羅屋」の六兵衛。牢屋敷にとらわれの身ながら、女をとろけさせ、難事件をつぎつぎ解決してゆく。スカッと痛快、時代小説連作集。
著者等紹介
諸田玲子[モロタレイコ]
1954年、静岡県生まれ。上智大学文学部英米文学科卒。外資系企業勤務をへて、翻訳、作家活動に入る。96年『眩惑』でデビュー
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
8
再読。2018/10/25
あすか
6
イケメンで愛嬌があってすこぶる頭のいい男! こんな男惚れない訳ないじゃん! お袖さんが大騒ぎする理由も分かる(笑) それに比べて弥左衛門の恋愛力の低さ(笑) 名コンビです!!2020/04/24
えむ
6
主人公は男やもめ定廻り同心篠崎弥左衛門と、対照的に男前の悪党・瓢六。瓢六は、唐絵目利き、蘭医学、天文学、本草学の心得もある。解決できない事件を、瓢六を使って解決するという時代劇捕物帖。 /瓢六だけど、江戸時代に探偵稼業があれば繁盛しただろうな/ 弥左衛門の八重への思いはどうなるのかな/ 時代はシーボルト事件(1828)の2年後/ 2014-74。492014/08/16
ベルるるる
4
これほど知識があり、かつ人間性も良く、肝が据わっている男が、なぜ、博打なんかに手を出して小悪党になったのか・・・この瓢六という男のこれまでの人生の謎が、いつか語られる時が来るのだろうか。知りたい。瓢六にその気がなくても、まわりに女性の影が見えると、魔法のように現れるお袖さんが最高! すごく面白い本でしたよ。期待を込めてシリーズ2巻へ。2015/08/21
オレンジ。
4
大牢に捕われながら、お上の事件解決に利用される瓢六。とびっきりの美男子で自前の芸者お袖といい仲。牢内の人間関係が悲惨で読みづらかったが、定廻り同心・弥左衛門の恋を取り持ったり展開が面白くなってきた。次は2作目は「こんちき」。2014/07/15
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