内容説明
腐っていくのは、人か組織か?ベテラン保険調査員が渾身の筆で描く損保小説の金字塔。
著者等紹介
伊野上裕伸[イノウエヒロノブ]
昭和13(1938)年、大阪府生れ。国学院大学日本文学科卒業。高校教師、興信所調査員等を経て、昭和50年から損害保険調査員として働く。以来、三浦和義事件をはじめ交通事故・医療・火災調査などを数多く手掛けた。平成6年、「保険調査員 赤い血の流れの果て」で第33回オール読物推理小説新人賞を受賞。平成7年、『火の壁』で第13回サントリーミステリー大賞読者賞及び日本リスクマネジメント学会文学賞を受賞した
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感想・レビュー
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まさえ
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前半おもしろくてこのまま中盤〜後半もっと…と期待してたら、ズルズルっと終わっちゃって少し残念でした。(でも全体的には面白かったです、一気に読みました)この作者さんの小説は、(病院探偵シリーズやバッタ屋本舗シリーズも読み始めたんですが あまり引き込まれなくて途中で読むの飽きて完読してなくて…)やはり損保系の小説が一番好きです。2016/07/05
ともあきほ
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自動車会社のディーラー、損害保険会社、元首相を絡めての・・・盛り上がりはない 2011/04/17
Mitsuo Seki
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自動車販売会社と損害保険会社のそれぞれの会社内での権力争いがメイン。もっと損保会社内部のドロドロした実態が描かれていると思ったので、肩透かしを食らった感じ。 例えば、損保会社の社員が総合病院院長の長男を交通事故で死亡させてしまい、実は任意保険に入っていなかった・・・この辺をもう少し膨らませて書いてほしかったんだけど。2012/02/25